HEAT RESCUE

少年スポーツを酷暑から守る!氷撃の伝道師

VIVAO船橋サッカークラブで指導者として活躍する渡邊恭男氏。スポーツの現場で深刻化する熱中症対策ニーズに応え、2019年、全国のスポーツチーム・団体が参加する「VIVAネットワーク」を設立しました。渡邊氏が提唱するのは、氷撃の冷感持続ウエア「フリーズテック」による暑さ対策です。VIVAO船橋サッカークラブでの活用法や効果を伺いました。

子どもの体をじかに効率的に冷やす。
それができるのがウエアの力です

ー 異常気象による猛暑は、子どもにどう影響を及ぼしていますか?

「最近の子どもは暑さに弱い」と言われますが、それよりも近年の夏の暑さが異常なのです。私が子どもの頃は、30℃を超えるだけで暑いといわれたのに、今では40℃を超える猛暑も当たり前ですよね。指導者や保護者がこの環境変化を理解して、あらゆる対策を講じなければ、子どもたちの体を守れない時代に入っていると思います。

ー サッカー指導者として、熱中症リスクにどう対処していますか?

当SCでは、夏は午前中や夕方に練習を集中させて、水分補給や休憩の回数を増やしています。でも、最近は夕方になっても暑いんですよね。しかも、人工芝のピッチは熱がこもりやすいし、水分蒸発による冷却作用が起こりにくいので、ますます気温が下がりにくい。

だからこそ、子どもの体を効率的に冷やす対策が必要なのです。それができるのは、体に直接触れる“ウエア”です。冷感ウエアで熱くほてった体を冷やし続けることができれば、つねにクールダウンができます。

汗をかくほど冷たさが持続する。
フリーズテックを着たときは感動でした

ー 渡邊さんが夏のスポーツウエア選びで重視するのは?

冷感が“持続”することが大切です。触った瞬間だけ冷たい接触冷感ウエアは多くあるのですが、運動するうちに生地が温まって、冷感がほとんど感じられなくなってしまう。子どもたちに着せても、いまひとつ効果を感じられなかったのです。
転機となったのは、2018年東京ビッグサイトで行われた猛暑対策の展示会での「フリーズテック」との出会いでした。生地のプリント加工部分が汗の水分に反応して、ヒヤッと冷たくなる。従来品は汗をかくと暑くなる一方だったのが、「汗をかくほど冷たさが持続する」という画期的なウエアでした。

自分でも着て、「これは涼しい!」と感動しましたね。しかも長袖を着れば、直射日光が当たらないので体が疲れない。夏休み中は連日、屋外で練習ですが、フリーズテックを着ると体がすごくラクなんです。子どもたちには暑い日や湿度の高い日に着せていますが、私は1年中365日愛用しています。

フリーズテックで、
子どものもつ能力を最大限引き出したい

ー 日本の皆さんに酷暑を乗り切るアドバイスをお願いします。

フリーズテックは汗が冷感プリントに反応し、さらに風があたることで氷撃の冷却力が最大限発揮されますから、おもにアウターとして着用させています。トレマッチの際は、ビブスの下に着用したりして、なるべく風があたるように工夫しています。

以前は、ハーフタイムや休憩中は、うちわであおいだり、氷で冷やしたりしていましたが、フリーズテック1枚で、水で濡らして軽くあおぐだけで炎天下でも体がしっかり冷えます。時間がないときはスプレータイプの「氷撃 零氷ミスト」でユニフォームの上から直接吹きかけて、皮膚温度を下げてあげることもあります。

ー 子どもたちのやる気やパフォーマンスに変化はありましたか?

子どもは夢中になると、大人以上の集中力を発揮して、素晴らしいパワーや成長を見せることがあります。一方、暑さや疲労などを感じると、一気に集中力がダウンしてしまう。フリーズテックを着るようになってから、暑さに負けることなく本来のパフォーマンスを発揮できるようになったと感じています。

身体能力だけでなく、認知・予測・かけひきなどさまざまな能力を高めることができるのが、スポーツの力です。また、勝敗を通じて達成感や敗北感を経験することも、子どもの成長に大切です。夏でも安全・安心に運動ができる環境をつくってあげることが、私の役割です。

「夏のスポーツウエア=フリーズテック」
という常識を広めたい

ー フリーズテックの“伝道師”としてこれからのミッションは?

サッカーを通じて全国のスポーツチーム・団体の指導者や運営者とお付き合いがありますが、どこも夏の暑さ対策には頭を悩ましています。練習試合などでフリーズテックを紹介したところ、「こんなウエアが欲しかった!」「選手のパフォーマンスが上がった」などと大きな反響がありました。

スポーツ中の暑さ対策となるようなスポーツアパレルやグッズを求めるチーム・団体の運営関係者や指導者のニーズは非常に高いと感じました。そこで、子どもたちが安心してスポーツできる環境づくり、すこやかな体づくりに貢献するために、暑さ対策等を通じて地域でスポーツを支えるしくみをつくる「VIVAネットワーク」を立ち上げました。

これからの時代は、夏のさまざまなスポーツシーンで「フリーズテック」を着たプレーヤーを見かけるのが当たり前の光景になると思います。子どもたちが、安心してスポーツに打ち込み、夢を追い続ける姿をこれからも全力で応援していきたいと思います。

VIVAネットワーク運営

団体サポート購入システム「サポタ」

チーム・団体単位で登録することで、所属するメンバーがオンラインで「フリーズテック」を割安で注文できます。
登録や利用料などは一切無料。購入料金の8%をチームの活動費として還元できる社会貢献システムです。現在、300団体以上が登録。

フリーズテック採用団体実績:
千葉県国体少年チーム、インターハイ男女計6チーム、全中出場チーム3チームに加え、埼玉昌平高校、東海大相模高校、ディアブロッサ高田、愛知フェルボール(2019年時点)

渡邊 恭男さん

VIVAIO船橋SC 代表

渡邊 恭男さん

1967年、東京生まれ。船橋市立船橋高等学校卒業後、大学進学。卒業後は特別支援学校の教員として福祉の現場で15年間勤務。「知的障がいをもつ生徒とともに地域社会に貢献したい」と1999年に独立。「VIVAO船橋サッカークラブ」を設立。サッカーコートのバックヤード業務を知的障がいをもつ人の仕事として確立する福祉事業会社「ネケッツトータルサービス」を運営。2019年、全国各地域の少年少女のスポーツ活動をサポートする機能性スポーツアパレル・関連雑貨用品・加工食品などの販売を目的とする「VIVAネットワーク株式会社」設立。スポーツを通じて、子どもの成長を応援するのが目標。