HEAT RESCUE

ニッポンの夏どげんかせんといかん!

「できるはずがない」を超えていく社会へ

ー 地球温暖化など地球環境問題をどうお考えですか?

2020年、菅義偉首相が「2050年までにCO2排出量実質ゼロ」を掲げました。私、ぶったまげました。日本の経済界をひっくり返し、産業革命を起こすほどの大決断なんです。グリーンテクノロジーが日本の産業の一翼を担っていくという一大転換ですから。

宮崎県知事だった2007年、環境エネルギー政策を打ち出し、宮崎県は“太陽光発電の先駆的自治体”になりました。そして、2011年の東日本大震災以降、自然エネルギーに注目が集まるようになり、いまや太陽・風力・地熱など自然エネルギーの利活用が世界で盛んになっている。地球環境の未来は、私たちの本気の取り組みにかかっているのです。

ー 地球温暖化を食い止められる可能性はまだある、ということでしょうか?

始まりは「そんなことできるはずない」という突拍子もないアイデアかもしれません。私が環境エネルギー政策に踏み切ったのも、地域産業の救済や原発をもたない県の電力事情など、やむにやまれる事情に背中を押されたのです。

世の中に役立つものであれば、知恵が集まり、人が集まり、やがて実現していく。そのために必要なのは、政治の覚悟、企業の覚悟、そして、私たち一人ひとりの覚悟だと思いますね。

酷暑に合わせた、
衣食住の新しいスタイル

ー これからは私たちのライフスタイルも見直す必要がありますね。

夜の繁華街はあんなにギラギラと明るくなくていいと思いますよ。私もマイバッグを使ったり、電気をこまめに消したりしています。まずは目の前のことからでいいんです。

そうそう、去年までエアコンを付けたことがなかったんです。寄る年波か、去年はちょっと暑さでクラっときて、とうとう付けましたけど。エアコンもまさか使われると思っていなかったんでしょうね。白い煙がモクモク出てきて、大変な騒ぎになりました。

僕は汗をかくのが大好き。汗をかいた後の爽快感ってたまらないじゃないですか。だから、1年中厚着して運動しているんです。いい汗をかくことは僕の人生って言っていいぐらい。

ー 暑さに強い東国原さんですが、フリーズテックを着てどうでしたか?

じつは去年の反省もあって、この夏からフリーズテックを着てみたんです。1枚多く着たら、ますます暑くなるって思いますよね? ところが、逆転の発想で「着る」から涼しい。汗をかいても、体は涼しい。運動後がめちゃくちゃ気持ちいいんです。

こりゃいい!と、思わずマスクもフリーズテックにしました。暑さに強い僕でも夏のマスクは不快でしたが、息の湿度に反応して涼しくなるからもう手放せない。これ、夏のマスクとして義務化すべきだと思いますよ(笑)。

ー フリーズテックで夏の過ごし方はどう変わりそうですか?

運動してたっぷり汗をかくのが僕の夏の過ごし方でしたが、年齢とともにあまり無理はできないと感じ始めていました。でもフリーズテックを着れば、汗をかくほど涼しくなる! これだったら、まだまだ頑張れるなと。フリーズテックに出会えて、本当によかったなと思いますね。

現場で働く人を暑さから
救うアクションを起こそう

ー 日本の皆さんに酷暑を乗り切るアドバイスをお願いします。

私たちは今、変化の真っ只中にいます。電気自動車やグリーンテクノロジーで産業構造も大きく変わり、AIの進化で私たちの働き方も大きく変わっていくでしょう。それでも、農畜産業や建築土木、運輸、ものづくり、医療など体を動かして働く人たちは絶対必要で、彼らの汗が私たちの暮らしを支えてくれています。

こうしたワーカーへの熱中症対策は、行政や企業の責務でもあると思います。暑さ対策を万全にして、安全に働ける環境を整えていく必要があります。

その社会的気運を高めていくのが、このHEAT RESCUE PROJECTだと思います。世の中の変化は、誰かが投じた小さな波紋から生まれます。いろんな人たちを巻き込んで、酷暑からみんなを救う“レスキュー”の波紋を広げていってほしいですね。

アンバサダーメッセージ

アンバサダーメッセージ

酷暑から、国民一人ひとりを救い、環境を守る。そのために今できる行動を起こしましょう。
ニッポンの夏、どげんかせんといかん!

東国原英夫 元宮崎県知事